2018/11/19

「パーク・キューヒー」ギターリサイタル

世界中のギターコンクールで優勝を果たし続けている韓国出身で日本育ちのギタリスト,『パーク・キューヒー』さんのリサイタルが,宮城県加美町の中新田バッハホールで行われました。日本語で書くと『朴 葵姫』さん。文字通り、お姫様のように愛らしい方です。彼女のギターを一番初めに聴いたのは,2005年の庄内国際ギターフェスティヴァル・in hibiki』でしたからもうかけこれ、13年前のことです。その時もタレガの『椿姫による変奏曲』で2位でした。その後2008年に私たちがはるばるドイツのコブレンツまで出かけていった時のコブレンツ国際ギターフェズティヴァルでも1位なしの2位で、やはり『椿姫による変奏曲』を弾きました。小さな手指で、華麗に素晴らしいテクニックと音楽性で観客を魅了する彼女のギターは本当に素晴らしいです。今回の加美町のコンサートは町民コンサートとして加美町と宮城県文化振興財団が主催しているので、なんとたったの1000円で聴くことができたのです。一部はソルとタレガとアルベニスのなじみのある曲を弾いて下さって、二部にはポール・マッカートニーのイエスタデイから、バリオスのフリア・フロリダ、ワルツ二曲、アルゼンチンののヒナステラのソナタす4曲と、ディアンスの2曲で、アンコール曲はそれはそれは美しい『愛のロマンス』でした。本当に笑顔が魅力的で、素晴らしい音楽を奏でて下さって、会場からは賞讃に満ちたため息が聞こえました。
長蛇の列のCDのサイン会、夫さんも並らびました。そこをパチリ! センプレからkさんと、イブさんご夫妻も来ていました。

2018/11/09

南陽市芸術祭・芸能フェスティバルに参加

11月4日(日)は、夫さんの属している『ギターアンサンブル・センプレ』の秋の一大行事である、南陽市芸術祭・芸能フェスティバルへの出演でした。他にはクラシカルな音楽の披露はなく、歌謡曲、民謡、詩吟、舞踏がほとんどですので、異色のクラシカルギターアンサンブルの演奏として、今年は昨年までよりも観客・聴衆の目を惹いていたように思いました。
演奏曲目は、ヴィヴァルディの調和の霊感より『コンチェルト第6番』第一楽章、第二楽章、第三楽章と、日本でもおなじみのポピュラーな『コーヒールンバ』の2曲でした。 気のせいか昨年より大きな拍手のあと、司会者がもうひと言添えたために、今後のセンプレへの期待のこもった大きな拍手がもう一度起こりました。写真を撮っていた私としては嬉しい一コマでした。 今年も紅玉の出回る季節になりました。スロヴァキア風のりんごケーキ『ヤブルコビ・コラーチ』に登場してもらいます。地球ラジオで知ったこのケーキはそれ以来、私の大好きなケーキになりました。お名前は忘れましたが、紹介して下さったスロヴァキア在住の日本人女性に感謝で一杯です。またスロヴァキア人のタマシュ・セシュさんと結婚なさった米沢出身のピアニストの石栗宏美さんにも、ケーキの正しい名前を教えていただいて、とても感謝しています。すっかりこのケーキのとりこになった私は,自分なりに工夫して,能率の良い作り方を考えつきました。大きなビニールの袋の中でケーキの種を延ばして、手も台も汚さず、また天板に移す時壊さずに済む方法、りんごから出てくるジュースを小麦粉を一振りして固めてしまうことなどです。
秋から冬にかけて、何回も焼いて、その度に喜ばれる『ヤブルコビ・コラーチ』,ありがとう!

2018/11/07

冬も間近に。

あっと言う間に11月になり、文化の日も私どもには文化的なこともなく通り過ぎて行きました。道端の草花や木々は紅葉した赤やオレンジ色、黄色の葉をどんどん落としています。お隣のTさんの家の屋根が見えてきました。 10日ぐらい前にまだりんどうの花が咲いていた山道にも,11月も5日を過ぎたら、もう何も見付けることが出来ませんでした。10月の末はこんなふうでした。
図書館で素敵な本を見付けました。大人の本ではないのですが、あの『大草原の小さな家』のローラ・インガルスの物語の続編です。今度はローラの一人娘のローズ・ワイルダーの物語です。書いた人はロジャー・リー・マクブライドといって、ローラとローズの後継者になっている人で、彼がローズから直接聞いた話や、ローラとローズのエッセイや、当時の資料などを基に書いた本で、多少物語として脚色されていますが、とても魅力的な物語です。全部で6巻まで出ていて、つぎつぎと読むのが楽しみで、私が今夢中になって読んでいるところです。古き良き時代のアメリカの常識と良心が見事に描かれていると思います。またローズの少女時代から成長していく様子が手に取るように分かり、また母のローラが開拓時代の苦しい生活を経験しているからこそ、ローズにもそれが両親を尊敬する大きな理由となっているのです。たった100年前のアメリカの生活なのですが、今となっては大きく変化していて、アメリカや日本を含めて世界中がすごい速さで一体どんな方向へ進んでいくのか、心配になってくることも事実です。