シュトレンを作ったときにラム酒に漬けたフルーツが残ったので、フルーツケーキを焼くことにしました。ある方が元気をなくしているので、お送りして食べていただくためと、自分たちのおやつ用に。「ドイツ生活から生まれた私のお菓子」という田中典子さんのレシピで作りました。前より上手にできました。
雪掘りで疲れた夫が喜びました。
長井市立図書館からDVDを借りてきました。以前には「ローマの休日」を借りたことがあります。今回はマリリンモンロー主演の「紳士は金髪がお好き」というのを借りることにして手続きをすませ、ふとカウンターの端を見ると「大地の子」数巻がケースに入っています。電気が走ったような気がして、とりあえず、ひとり3巻なので、「大地の子」の1と2を借りてきました。どうやら全部で6巻ぐらいあるようです。終わりの3巻は貸し出し中だったようです。
原作は山崎豊子、もう何年も前にNHKのドラマスペシャルで放映されていた憶えがあります。その時は忙しくて観ていなかったような、、、小説も読んでいないし、、、DVDに巡り会ったのは幸運です。
18日と19日に夫と二人で午後にしっかりと時間をとって、おやつと夕食の支度の間に観ました。
主人公の少年松本勝男は祖父と母と妹二人と共に開拓団の一員で満州に、父は徴兵され、行き先不明。終戦となり、関東軍は無責任にも逃げ出し、開拓団はソ連軍の侵入と焼き討ちに遭い、妹あつ子と勝男だけが生き残る。二人は残留孤児となり、あつ子とは生き別れに、勝男は騙されて売られてしまう。生き地獄の中勝男は偶然にも陸という名の心の温かい中国人夫婦に引き取られ、命を救われる。とこんな風に始まる「大地の子」。
残留孤児の身に次々起こる悲惨な出来事、でも日本人としては目をそむけてはいけないことなのだ。戦争がもたらしたあらゆる種類の不幸が描かれる。そのなかにあっても人間愛の尊さが伝わってくる。素晴らしいドラマだ。続きが待ち遠しい。
ここ数日、雪が降り続いています。家の前に屋根から落ちた雪が積もってきましたので、夫が除雪機で飛ばした後、スコップで道の真ん中へ放り投げています。こんど除雪車が来たときにザーッと運んでくれるからです。わたしは楽して窓から見ています。申し訳ない!
昨晩10時前になったら、急に冷えこんできました。温度計を見ると外気温が、何とマイナス7℃まで下がっています。こんなことは珍しい。シベリアから寒気が来るとラヂオで言っているとおりです。お風呂で温まって、すぐに寝ることにしました。寒さ対策に寝間着の上にベストを着て寝ました。夜中はポカポカでぐっすり眠れました。
朝起きたら、外気温はマイナス4℃で、昨晩より上がっていてホッとしましたが、室内の気温もこの冬最低の9℃でした。薪スト-ブはスローな暖房器具ですから、なかなか気温が上昇しません。お日さまが射せば、どんどん上がるのですがね。
寒くてもがんばっているのは、薪置き場の椎茸と窓辺の小花ストレプトカーパスです。葉っぱ一枚を土に挿して数ヶ月間育ててこんなに咲きました。よく観ると1本の枝に4つも蕾が付いているのもあります。一度開くと1週間は咲き続けてくれます。健気な花です。
今日は大雪も一休み。明日と明後日はセンター試験だそうです。大雪が降らなきゃいいのですが。
一足先に運を呼ぶ「桜ご飯」を作りました。名前の由来は川西町特産の紅大豆の打ち豆を使っているので、紅大豆の色が出てほんのり桜色のご飯になるからです。いわゆる炊き込みご飯です。自分で作った紅大豆の打ち豆を少し煎ってから刻んだ昆布とちりめんじゃこと一緒に、お酒と塩少々とうすくち醤油少々を入れて、普通にご飯を炊きます。
一昨日、スーパーの魚売り場に北海道産生ニシンが出ていましたので、大喜びで買いました。三枚に下ろし、腹骨も取って、フィレにしたら薄く塩を振り、一晩キッチンぺーぺーにくるんで寝かせたら、お酢に漬けておきます。中骨と腹骨はぺーぺーに包んで水気を取ってからちょっと干して、オーブントースターでこんがり焼き、骨煎餅にして食べました。カルシュームですから。
大根の細い千切りとサラダわさび菜、そぎ切りにしたニシンにレモンを添えて、ドレッシングをかけ、食べる時にお醤油もかけます。
ドイツのサンドイッチにはこの生ニシンの酢漬けがレタスとトマトの薄切りと一緒に挟んであり、フランクフルトソーセージのサンドイッチより日本人好み、どちらかといえば「私好み」でした。
小寒を過ぎて、大寒まで、あるいは立春までが一番寒さが厳しい時期です。雪も降りしきる毎日、野菜保存箱から持ってきた大根・人参、ねぎ、冷蔵庫の牛蒡、エノキダケと、冷凍室から取り出した新巻鮭の頭を使って、粕汁を作りました。
新巻鮭の頭はサッと焼いてから熱湯を掛けました。厚めのいちょう切りの大根、人参、斜め小口切りの牛蒡、最後に入れるねぎも小口切り、酒粕は京都伏見の上等のもの、お味噌もちょっぴり入れて、中にはお餅の焼いたのを一つずつ入れました。夜に半分、翌日のお昼に残りをいただきました。温かくてとても美味しかった!
ドイツのクリスマスケーキ・シュトレン! 毎年クリスマス前に焼いています。今年はどういう訳か、ひと月遅れになってしまいました。毎年待っている息子達のお嫁さん達は、お正月前に送ってこなかったから、もうこの冬は作ら
なったのだろうと思っているかもしれません。
プラザのE・Sさんももうあきらめているでしょう。
今年はどういう訳か、ひと月遅れになってしまいました。毎年待っている息子達のお嫁さん達は、
お正月前に送ってこなかったから、もうこの冬は作らなかったのだろうと思っているかもしれません。
プラザのE・Sさんももうあきらめているでしょう。
でも作りましたよ!ドライフルーツは12月の初めからラム酒に漬け込んでいました。やる気とタイミングが、ちょっと遅れて出てきただけ。このシュトレンはデザイナーのK・Uさんにも差し上げよう!去年の秋の福田進一さんのギターリサイタルのチラシの素敵なデザインをしてくださったから。
作り方はとても複雑です。まず、アンザッツという元種みたいなものを粉と牛乳とイーストで作って発酵させます。次にバターと砂糖と卵黄とアーモンド粉と香料でクリーミングというものを作り、両方を小麦粉に入れて良く捏ねて、そこへドライフルーツとくるみを一緒に入れてまとめ、すこし捏ねてから形作り、また少し発酵させてから、焼き上げるというものです。
焼き上がったら熱いうちにバターを塗り、冷めたら粉砂糖を一面にふりかけます。数日間おいて味がなじんでからいただきます。
ベーコンが予想以上に早く出来上がりました。色も充分付いたし、寒いのに何回もチップを足しにいくのも面倒くさいし、、、4日間燻煙したので良いことにしました。一晩熟成のため薪置き場に干しました。外は吹雪なのです。ヤマネズミが囓りに来ても大丈夫!夫が上手く通せんぼの仕掛けを作りました。
この間から干していた人参と牛蒡と秘伝豆の打ち豆はこんなに小さくなりました。そういえば、ひじきや切り干し大根、わかめ、麩、干し椎茸、昆布など、カラカラに干した食品がたくさんありますね。昔から日本人はいろいろ干して保存していたんですね。自分で作ると実感が湧いて感動します。
塩抜きと風干しが終わったバラ肉をいよいよ燻煙開始です。低い温度で1-3週間かけて行う冷燻、ある程度の熱をかけて数時間で行う温燻、高い温度で数時間で仕上げる熱燻とありますが、寒い冬に作るにはやはり保存性が最も高い冷燻が適していると思います。それでもうちでは長くても10日間ぐらいで出来上がりということにするつもりです。夜中を除いて、2時間ごとに燃やす「桜とヒッコリーのチップ」を電熱器の上に乗せたお皿にそれぞれ一掴みずつ置きます。これは夫がやってくれます。
実はこの燻製釜は、板金屋さんに頼んで作ってもらいました。新品同様のドラム缶を隣町の廃品回収業者から300円で購入し、取りに行くのもその板金屋さんにお願いしました。とても大きすぎてトラックでないと運べませんからね。ちゃんと上の方に吊すための鉄の棒とそれらを差し込む穴を開けてもらい、下の方に扉を付けてもらいました。
今回の6キロのバラ肉は12個のかたまりに切ってもらいましたが、ちゃんと3本の棒にすき間を空けて吊されています。煙が上がっているのが見えますね。
川西町の特産伝統野菜のひとつの紅大豆をたくさんいただいたので、打ち豆を作りました。この豆は水に浸けると、漬け汁が赤く染まるほど、アントシアニンが多いのです。浸けすぎると流れ出てしまうので手早くやらなくては、、、200グラムの豆でこんなにたくさん出来ました。これをカラカラに乾かしたらできあがりです。乾燥させると一回り小さくなります。
ベーコンは5日間の塩漬けが終わったので、2時間水道の流水で塩抜きをしました。
一晩、外に吊して風に当てて乾かしました。表面の水気を飛ばして、燻煙が均等に付きやすくします。
お天気が良いので、干し野菜を作りました。3段の干し物用ネットに入れて干しています。風がないのであまり乾きませんが、夜は玄関に取り込んでおき、2.3日かけて作ります。人参の千切りと輪切り、牛蒡の笹掻き風、白菜の3種類です。白菜は一枚づつはがして干します。特に白菜は炒め物、サラダ、スープやおつゆの実に、すぐに柔らかくなり、便利です。人参と牛蒡は、すこし水で戻すてから使うとすぐに柔らかくなります。
押し詰まった大晦日の夕食は、簡素ながらほんのちょっぴりご馳走っぽくしました。
メインはドンとじゃがいもとかぼちゃのグラタン・チーズ載せ(パルミジャーノ・レッジャーノ、これは11月にいらした横浜のOさんとKさんのお土産)、ホタテの貝柱のお刺身(これは弟からの北海道・浜頓別からの産地直送品)、蕪と鮭トバのサラダ、たった2本の合鴨の手羽先のボイル・マスタード添え、赤蕪の甘酢漬け、残り物の大根の煮物、青菜の漬け物と
特別にお酒はスパークリングワイン、イタリア産のFERRARIを抜きました。シュポン!
二人とも酔っぱらってしまったけど、ちゃんとメールに返事も何通か送りました。
せんだいのA一家、津久井のT夫婦もそれぞれ大晦日のおいしい食事楽しんでいるかな?