2011/05/14

旬の山菜

これはコシアブラの木の芽です。ウコギ科の木で、仲間にタラの木、ハリギリの木などがあります。この三種は芽の部分を美味しく食べることができるのです。

うちの周りにはたくさん生えているのですが、木が大きくなると先っちょの芽を採るなどとても無理です。少し大きいのは傘の柄を引っかけ、枝を自分の方へ引っ張って採るのですが、力が要ります。周りにも木が生えているので、注意しないと怪我をすることがあり、以前めがねのレンズが飛んでしまったことがありました。くわばらくわばら。

食べ方は、天ぷら、茹でておひたし、胡麻味噌マヨネーズ和え、ポン酢かけなど、独特の高貴な香りがたまらない美味しさです。

蕗の薹はそろそろ終わりですが、少しずつ採って、蕗の塔の胡桃味噌和えにします。もうひとつは佃煮です。これは煮ていくとかさが減るので、たくさん採ったときに作って、冷凍しておき、東京の友達にお土産にすると喜ばれます。

この写真は胡桃味噌和えです。茹でて一日水にさらしてあくを取った蕗の薹をあらみじん切りにして、よく絞ってごま油で炒めたものを胡桃味噌で和えます。胡桃味噌の作り方は胡桃をさっと茹でて竹串で皮を取り、すり鉢に入れてつぶしたら、味噌と砂糖、みりんを少々入れて作ります。これは昭和を代表する料理研究家の辰巳浜子さんのレシピです。

これをご飯に載せると春の香りがいっぱいで体にほのかに力が湧くような気がします。

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