2014/01/08

朝陽の当たる食卓

1月7日の朝は今年初めて朝からお日さまが燦々と輝き、日射しが暖かく、春を思わせる天気だった。私の背中にもポカポカと陽が当たり、食卓にも陽が差して気持ちが良かった。北国に住むと人間はこんなにも太陽に憧れるのかと思い知った。
家の外を見ると,動物の足跡が点々と付いている。動物たちも早朝から、いやもしかしたらしんしんと冷え込んだ明け方から,きょうの好天を察知して歩き回っていたらしい。いつものタヌキの足跡は引きずるように、鶏の骨を埋めた辺りにたくさん付いている。きっと雪の下に敏感に食べ物のかすかな臭いを感じるのだろう。 一つ目の足跡は大きく四角いので、きっと気紛れなカモシカだろう。その他のはタヌキの足跡で、ぐるぐるあちこちを歩き回っているようだ。
葉を摘んでおかゆに入れてお正月の胃の疲れを癒すと言われる「七草がゆ」は、その昔はきっと春一番に日だまりに生えたセリやナズナハコベラなどの野草を摘んで春の訪れを喜んだのだろう。山形では、雪の下から掘り出した蕪の葉や大根の葉などを刻んで入れれば、たとえ2種類でもありがたいことなのだ。
このほかに夕食は、友人のUさんから頂いたムール貝をふんだんに入れたパエリアだ。玉ねぎと冷凍しておいた黄色パプリカと米を炒めトマトソースとスープを注ぎ、上にムール貝を乗せたら、貝殻以外なにも見えない程だった。写真は半分貝殻を取り除いて撮った。ムール貝の旨みが浸みていて美味しかった。1週間遅れで作ったなますの味が爽やかだった。

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