2014/03/25

春待ち市と子ども演劇祭

冬の間はギター関係だけのお付き合いでした。三月も下旬に入り町の温泉施設「まどか」で春待ち市がひらかれたので、冬眠から醒めた虫たちみたいにのこのこと出かけてみました。山形県の各地から来た、蜜蝋のろうそく作り体験、稲わら細工体験などが行われていて、食べ物屋さんもたくさんでていました。私たちの興味を引いたのは、庄内の羽黒町から来ていた「日知舎」(ひじりしゃ)の成瀬正憲さんの民具でした。「おえ」という稲に似た植物を使って編んだ見事な草履は「きびそ」という蚕の特別の繭から織った花緒を使っていてユニークで素晴らしいものでした。草履はしなやかで履き心地が良さそうでしたが、一万円以上の値が付いていましたので、触るだけにしました。鍋敷きは分厚くて形も素敵で、1000円でしたので、これを買い求めました。成瀬さんが惚れ込んで習得した手仕事の成果です。ほかには庄内の名人の作ったヤマブドウの蔓のおそろしく頑丈なハケコとクロモジの木から作ったかんじきが置いてありました。厳しい風土から生まれたひたむきな手仕事の見事さ。庄内の手仕事にはいつも心底から驚かされます。 日知舎 997-0123 山形県鶴岡市羽黒町市野山猿田97 http://hijirisha.tumblr.com/
町のホール・フレンドリープラザで行われた「子ども演劇祭」にも足を運びました。長井市と白鷹町の子どもたちのバレエの発表、米沢市の「伝国座」の少年少女のミュージカル、川西の子ども演劇学校の劇の発表。みんな一生懸命演じていました。冬の間に練習を重ねて来て、ほんとうにご苦労さま。
米沢駅から新潟の坂町まで走っている「米坂線」の羽前小松駅が、建て替えられました。雰囲気のある駅舎になりましたが、中を覗いたら前よりずっと小さくなっていたのでちょっとがっかりしました。前は広い待合室があって、高校生たちがおやつを食べたりできたのですが、、、贅沢は言えませんね。建て替えられただけでもありがたいと思わなくてはいけないです。この駅はうちから一番近い駅です。

2 件のコメント:

  1. トト子さま
    暫くです。遠隔指導していただいた味噌の仕込みも無事終わり、ほっとしています。収穫祭の頃の開瓶が今から待ち遠しい。山形もそろそろ春の到来のようですね。貴方が求められた鍋敷き、私も長い間毎日台所で使ってます。大、小2個。かわいいですね。YM

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    1. YMさま、いつもコメントありがとうございます。ビンの底で潰した大豆がだんだんお味噌に変わっていくと思うと愉しくなりますね。昨日と今日と春の陽気でした。やっとね。あなたも藁の鍋敷きを使ってるのね。長持ちしそうね。

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