2014/04/08

積雪のなれの果て

遠くに見える伐採地は上から順に溶け始め、「種まきじいさん」ではなく、左側の溶けた跡がカラスの親分に見えるし、右側のはクマのおやじが右向いて鮭を貪っているようにも見える。(あれ、ということはヒグマ?) あんな降り積もった雪はいまごろになると、地層ならぬ「雪層」になって、縞模様がはっきりしてくる。降った回数が分かると言えるかも知れないし、除雪機で飛ばした雪が幾層にも重なっているとも言える。あんなに白くて美しかった雪が、汚らしく灰色っぽくなってくる。 わが家へ下りる道の両脇は、まん中はすっかり雪が融けて、小さな小川になっている。木の幹が見え始め、哀れにも枝がたくさん折れているのが分かる。その中にマンサクの花が数個咲いていた。たったひとつだが、密かに春の訪れを告げている。

2 件のコメント:

  1. こんにちは、チュン子です。初書き込みです。
    何とも牧歌的で、totokoさまの書かれる文章は
    素敵だなあと、見入っておりました。

    気温差が激しい此頃ですが、健康に春を楽しみ
    たいものですね(^-^)/~

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    1. チュン子さま、初書き込みありがとうございます。先日はお世話になり、ありがとうございました。お陰さまで夫はすっかり元気になり、食欲も戻ってきました。美味しくご飯が食べられるしあわせをしみじみと感じています。作り甲斐もあるというものです。

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