2013/10/10

あけびの料理

山菜採りの名人の大工さんがあけびを下げてやって来ました。とても立派なアケビです。山の中で採ったそうです。 さっそく中の甘い部分を食べましたが、種を吐きだすにのに手間がかかること。でもとても良く熟していて美味しかった。沖縄から来ている塾生のYさんはもちろん初めて食べてびっくりしていました。ここで終わらないのが山形流の食べ方。 皮に肉味噌を詰めて油で焼いてから醤油と酒と味醂と砂糖で煮ました。ほろ苦い皮と中の肉味噌が良く合ってあけびがとろりとして茄子のような食感でした。Yさんも「美味しいですね」と喜んでくれました。肉味噌の中身は、茹でたバラ肉薄切りの粗みじん切り、葱の小口切り、干し椎茸の粗みじん切り、細かいさいの目に切った牛蒡を味噌と砂糖で絡めました。初めて思いついて入れた牛蒡が引き立て役になっていました。作る時のコツは、あけびの割れ目を拡げないように詰めて、中身が出ないようにたこ糸で縛って焼いたり煮たりすることです。昨日と今日の夕食に登場してくれました。

2 件のコメント:

  1. アップルの夫です。ご無沙汰で申し訳ありません。当方は変わりなく過ごしております。
    あけびの料理、懐かしく拝見いたしました。季節は確実に巡ってきますね。
    くれぐれもご自愛くださいませ。

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  2. アップルさんのご主人様、コメントありがとうございます。あけびはさぞかし懐かしいでしょうね。お気持ち良く分かります。今晩も残りのあけびを餡かけ風に料理していただきました。きれいな紫色も茹でると無残な茶色に変化してしまいますが、味は本当に独特でおいしいですよね。きょうから急に季節通りの気温に戻りましたから、秋はにわかに深まり、程なく冬がやってくるかと思うと、ちょっと切ないです。アップルさんによろしくお伝えくださいませ。

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