2011/11/06

マルメロ

バラ科マルメロ属のマルメロは、カリンとよく似ていますが、カリンの花が濃いピンクなのに対して、マルメロの花はソメイヨシノのように薄いピンク色です。私が分けてもらったのはりんご型で、一面に黄色い産毛がびっしりと生えています。産毛を洗い流すとつるつるのきれいな黄色い実です。すばらしい芳香がします。固いばかりのカリンと違って、マルメロは固くてもそれほどごりごりしていなくて、生食もできるそうです。


最初は紅玉りんごと合わせて、薄切りにしてジャムにしました。色がきれいな香りの良いジャムになりました。



次は大きな2個を丸ごと水を少し入れてクタクタになるまで煮てから、中身を二重ガーゼの袋に入れてひもで縛って、天井からつるして、半日ぐらいポタポタ落ちる汁をボウルに受けます。ピンクっぽい茶色の汁を、お砂糖を入れて弱火でことこと煮詰めていくと、とろみが出てきて、しゃもじに抵抗が出てきたら火を止めます。

透きとおった美しいゼリータイプのジャムになりました。これは喉に良いと言われますから、風邪っぽいときに一さじぺろりとなめたり、パンに塗ったりしていただきます。

最後の2個は、四つ割りにして、砂糖だけでことこと煮て、コンポートにしましょう。薪ストーブを焚く日にの夜なべにもってこいです。

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