2012/10/19

栗の渋皮煮

先日玉庭でお仕事をしている方から、「栗をさっと茹でたものがあるのですけど、もらって下さいますか」とうれしいお電話がありました。思いもかけないことで、早速いただきに上がりました。栗はたいへん手間がかかるので、たくさんいただいたりすると途中で忙しくなった時など、その先ができなくなりがちです。
夫に手伝ってもらいながら、すでに茹でてあるので柔らかくなった鬼皮剝きから始めました。量が1.8キロとたくさんです。渋皮に傷をつけないように細心の注意を払いながら、黙々と剝き続けました。それでも傷がついてしまったものを省いて、剥き終わったら800グラムぐらいになっていました。 水から重曹を入れて茹でこぼすこと3回、そのたびに渋皮の筋などを歯ブラシでそっとこすったり、竹串で取り除いたりして、なんとかきれいにしました。 これを水に晒しててひと晩置きました。 水に砂糖(白砂糖、赤ザラメ)を煮溶かしてシロップを作り、栗を入れてごく弱い火でゆっくり煮て、甘さを見てみたら、まだ足りなかったので、栗を取り出して、グラニュー糖を少し加えてシロップを少し煮詰めて濃くしました。その中にひと晩浸け、甘みが栗の実に浸みるのを待ちました。甘さも柔らかさもちょうど良い渋皮煮ができあがりました。Nさん、素敵なプレゼントをありがとうございました。

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