2012/03/11

お味噌の仕込み

毎年、2月から3月にかけて暇を見つけて、というより暇があるので、お味噌作りをします。手前味噌という言葉がありますが、吟味した材料でゆっくり作るお味噌は本当に美味しいので、作らなくては損をした気分になります。

今年の大豆はかなり大粒の「えんれい」という種類の大豆で、長井市伊佐沢で無農薬農業に取り組んでいるSさんの栽培した豆です。Sさんとは田沢寺さんの芋煮会でご一緒して以来の知り合いです。

麹は長井市の隣の白鷹町のS味噌店の米麹です。この麹に出遭ってお味噌がいっそう美味しくできるようになりました。

出来たてを箱から切りだしたままの美しい麹です。


麹と塩をよく混ぜて準備しておきます























大豆を軟らかく煮て、ミンサーにかけてつぶします。去年ミンサーを買ってからつぶす手間がとても楽になりました。つぶした大豆と塩切り麹をよく混ぜます。

私の鍋では3回同じことをくり返して、やっと瓶いっぱいになります。3瓶分作りますから、豆を9回煮ることになります。ストーブの火でゆっくり煮るので、やはり、どんなに急いでも1週間ぐらいかかりますが、基本的には急がない方針なので、ことしは10日間かけました。その間中、家の中は豆のふくよかな香りで満ちていました。

きっちり詰めて、最後に塩を振ります。こうして半年寝かせると美味しいお味噌のできあがりです。


待っている人が何人もいます。とても幸せなことです。

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