2011/10/12

なつはぜの実のジャム

川西町に古墳群があり、散策にちょうど良い、なだらかな丘陵地帯です。明治時代にイギリスの女性探検家のイザベラバードがこの景色を見て、感激したので有名です。

連休の最後の日、10月10日になつはぜの実を採りがてら行ってきました。数年前に偶然散策中になつはぜの実を見つけた記念の日なのです。今年の天候は不順だったので、ちゃんとこの時期に生っているか心配でしたが、ありました。以前より増えているようです。







林の中に並ぶようにしてなつはぜの木が点在しています。ツツジ科の木で、美しく紅葉しているものもあり、実はブドウのように房状になってぶら下がっていますので採りやすいです。ブルーベリーの仲間なので実の上部にはちまきのような輪状の筋がついているので、またの名をハチマキブドウとも言います。山形の方言では、「やがんこ」(やかんの蓋のような輪状の筋があることから)や、「やろこはずまき」(やろこは男の子、はずまきはハチマキ)と言います。面白いですね。もうひとつおまけに、栃木県の那須地方の方言では「どんびんちゃまご」と言っていましたが、想像するにどびんや茶釜に似ているから付いた名でしょう。ちゃがまがちゃまごに訛っているところがまた面白いですね。この実、
味はこのまま食べると酸っぱいだけですが、、、










家に帰って計ったら800グラム以上ありました。ご機嫌!
















さっそくゴミや葉っぱを取り除き、実だけを計ったら700グラムありました。鍋に入れ水を100ccほど入れてぐつぐつ弱火で煮ます。実が崩れてきたら、ざるで漉して種や細い茎などを取り除き、下に溜まったものに実の半分の重さの砂糖を入れて弱火でゆっくり煮詰めます。




























ほら、大小のビンに5つもできました。クラッカーにのせて味見しましたら、おいしかったです。

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