2011/01/20

DVDを観てます

長井市立図書館からDVDを借りてきました。以前には「ローマの休日」を借りたことがあります。今回はマリリンモンロー主演の「紳士は金髪がお好き」というのを借りることにして手続きをすませ、ふとカウンターの端を見ると「大地の子」数巻がケースに入っています。電気が走ったような気がして、とりあえず、ひとり3巻なので、「大地の子」の1と2を借りてきました。どうやら全部で6巻ぐらいあるようです。終わりの3巻は貸し出し中だったようです。

原作は山崎豊子、もう何年も前にNHKのドラマスペシャルで放映されていた憶えがあります。その時は忙しくて観ていなかったような、、、小説も読んでいないし、、、DVDに巡り会ったのは幸運です。

18日と19日に夫と二人で午後にしっかりと時間をとって、おやつと夕食の支度の間に観ました。

主人公の少年松本勝男は祖父と母と妹二人と共に開拓団の一員で満州に、父は徴兵され、行き先不明。終戦となり、関東軍は無責任にも逃げ出し、開拓団はソ連軍の侵入と焼き討ちに遭い、妹あつ子と勝男だけが生き残る。二人は残留孤児となり、あつ子とは生き別れに、勝男は騙されて売られてしまう。生き地獄の中勝男は偶然にも陸という名の心の温かい中国人夫婦に引き取られ、命を救われる。とこんな風に始まる「大地の子」。

残留孤児の身に次々起こる悲惨な出来事、でも日本人としては目をそむけてはいけないことなのだ。戦争がもたらしたあらゆる種類の不幸が描かれる。そのなかにあっても人間愛の尊さが伝わってくる。素晴らしいドラマだ。続きが待ち遠しい。

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